カリンの栽培地として適するのは、マルメロ同様リンゴの産地と同じです。具体的には中部甲信地方から東北地方にかけてであり、これらの地方の特徴は気候がやや冷涼で生育期間中の降水量が比較的少ないということです。
他の果樹と同様に、耕土が深く排水がよい肥沃な土壌によく育ちます。
カリンの種子繁殖では、結実までに時間がかかり果実形質も揃いにくい特徴があります。普通は接木苗着(穂木:優良系統、台木:カリン実生)を利用します。
カリンの樹は高木生でかなり大きくなるため、庭木や材を目的とした主幹形仕立ての栽培もありますが、果実生産を目的とした場合は主枝を数本とった開心型に仕立てます。開花期はやはりリンゴと同じ4月から5月にかけてです。

